宇宙葬

遺骨遺灰の安置先はお墓の下に決まっている?いえいえ、今やそんな発想では世の中の進化について行かれませんよ。♪お墓の下に私は居ません、と歌われているように魂は自由に空間を飛行(移動?)するのだから、生物的遺骸などはどう処置しようと関係ないのだとまず考えを改めなくてはなりません。進歩した人は海に撒いたりしますよね。それとも樹木葬。いま樹木葬はすごく流行っているといいます。

さて今日の話題は樹木葬でなく、もっと「飛んでる」宇宙葬。RECOCAのみるところ、これがいま最も飛んでるやりかたではないでしょうか。それって飛行機やヘリからの空中散布?まさかそんな農薬の散布みたいなダサいことはしません。では月や火星に運んで埋葬?う~ん、いくら遺灰といっても一人で月や火星に置いてきぼりでは淋しすぎますよね。正解は次の通りです。まず遺灰はロケットに乗って宇宙旅行をします。そして数か月後地球に帰還して大気圏につっこみ、ロケットごと燃焼させるのです。後には何も残りません。

企画実施機関はあの米国NASA(航空宇宙局)。面白いこと考えますね。しかも料金は何億円かと思いきや、たったの55万円。樹木葬より割安ではないか?

さて、現在このプランに従って日本の女の子が宇宙を旅行中だそうです。4月に出発したのだからあと2,3カ月後には地球に帰還するでしょう。この少女は7歳で脳腫瘍のため亡くなっています。生前お空が大好きで、空が飛びたいが口癖だったそうです。両親は少女が亡くなって数年間自宅に遺灰を安置していて、このほどNASA宇宙葬を知ったというわけです。すごくロマンのあるお話ではありませんか。気に入りました。