スマトラ地震ほか
●一日おきの寒暖、これが一番困るんです。風邪もお腹も回復したのでお医者さんのご機嫌伺いは中止です。
●昨日またスマトラで大地震が起きました。マグニチュード6.5で規模は普通なんだけど震源が浅いので百人規模の死傷者が出たようです。ここは、日本列島と同じ地下プレート境界で大地震の多発地帯です。今年3月には、マグニチュード7.8、2012年には、それより100倍でかいマグニチュード8.6と8.2の大地震(マグニチュードが1異なると、エネルギー規模は100倍異なる計算)と立て続けの被災です。これらはおそらく、2004年のスマトラ沖マグニチュード9.1の超大地震の余震と思われる。このときは、30mの大津波、死者25万人でした。当時M9.1にたまげたものですが、7年後に日本で同じことが起こるとは予想だに出来なかった。
ここスマトラ島のアチェは日本と関係の深いところです。どういう関係かというと、日本の発電に使う天然ガスの主要積み出し港なんです。ガスのままでは船で運べませんから、液体にして巨大タンカーで輸送します。これを液化天然ガス(LNG)といいます。その受け入れ先の一つ新潟の施設で定年のときいたので、アチェと聞いたときは本当に青天の霹靂だったことを覚えています。
余震というのは、だらだら続いてまったく始末に悪い。一説には100年後にも余震ということがあるそうですから、東日本や熊本なども、警戒厳重に。と言ってもやれることは限られていますが。
●真珠湾
もう一つ、海外の話題。昨日は米国真珠湾奇襲の日で、今年は日本の現役首相が初めて訪問と話題になっていますね。
米国と日本との国力の差、そういう物理的な彼我の環境を無視して竹槍と神風精神論で勝てると思った愚かさ、ご意見番であるべきマスコミまで同調の怖さ、異常な空気というのはひとたび蔓延させると払拭させるのは不可能であることを歴史からしっかり学んでおかなければならない。
今朝の朝日天声人語に米国開戦に反対していた知識人が実は少なからずいたと書いてあったが、声を上げなければいないのと同じです。しかし、声をあげさせないように、治安維持法などで強力に取り締まって無力化した。こういうことも歴史としてしっかり押さえておかなければなりません。この流れは、いつの時代も国家の行う常套手段ですから。
●お待たせしました「花」の登場です。本来は咲いてる花の取材が本筋ですが、太刀打ちできないので、今回は花屋の花という禁じ手もどきで失礼します。これはかみさんが買ってきた花です。外国産。写真が良くないので判読が難しいかも。
それから、松ぼっくり。松ぼっくりにも種類があって名前があると聞きました。この松ぼっくりの持ち主は、名前を忘れてしまったとのことなので、教えていただければ嬉しいです。
・枯れ野にも声なき声のVサイン
・破れ家の終の棲家や冬時雨
松ぼっくり1
松ぼっくり2
松ぼっくり3